独言覚書
-ブツクサメモ-
■むげにん、大完結! 2013年03月02日(土) |
無限の住人30巻が発売されました。 ここ十数巻の冊子とは、重さ厚さが全く違います。 帯には、連載19年との文字が。 たはー。長いっ。もう、中盤どんな敵がいてどんな展開だったかケッコー忘れちゃっているよね。追っかけまわしている間に日本中案外まわってたりするんだよね。 最終巻は、本当に本当に、全部出しきって全部描きたかった巻だったんだろうなって感じがすごくする。 よく、最終巻って「意外とあっさり「え、これで終わり?」っていうの多かったりするんだけど、むげにんは全部描いてた。 すごいことだと思うんだけど、むげにんの最終巻は、闘いの終わりも、旅の終わりも全部全部描かれてるんだよ。 私はこの一冊に描かれた沙村氏の、この作品への思いというか、けじめというかそういうものに敬意すら感じましたよ。この1冊で、無限の住人のストーリーは完成し、完結したのだと思います。 その場面場面では、少し驚きもしたし、瞬間「あの少年」と同じ思いも抱いたのだけれど、ちゃんと読み深めると、闘いへの決着を彼がつけ、彼女が未来への覚悟を示したのだと。それが「思うことにします」ではなく「そうなんだ」と感じられるから、私は彼女の行動を「うん」と認めるのです。 ところで、我が家にある無限の住人、30巻のうち20巻当たりの1冊がなくなっており。読んでいるので買っていないはずはないのですが、見当たらないのですよ。 もう一回買ってコンプしなきゃかなぁ…。 |
■な、納谷さんか…… 2013年03月11日(月) |
銭形警部やユパ様、メルカッツ提督などシヴいオジサマの声を当ててこられた納谷悟朗さんが亡くなりました。 結構ね、数年前から、ルパン一家が声優さんを一新する前から、お疲れの様子だなぁとは思っていたのですが。そうですか。 聞けば人一倍「声優」と呼ばれることに抵抗があったようで。この時代の方々は俳優が本業で、洋画の吹き替えなどでフィックスとして声を当てる仕事からアニメの声も当てるようになった方が多いから、声優さんと呼ばれることにはいろいろ思いもあったんでしょう。 アニメのキャラクターで、納谷さんが演じた「キリリとしたオジサマの魅力」は忘れることができないなぁ。 ご冥福をお祈りします。 |
■ドリフターズ 2013年03月18日(月) |
コントの方々ではないです。 18日に発売された平野耕太氏「ドリフターズ」を読みました。 前作「ヘルシング」も10巻でまとまって、私の中では非常に評価の高い作品でしたが今作「ドリフターズ」も3巻を迎えてますます面白い。 この平野氏の長編の作品ってのは、1巻ごとにちゃんと話が前へ進むことと、なにがしかの見せ場とか謎の解明とかそういうのがしっかりあって期待を裏切られない。 好みってのは人それぞれあるでしょうが、登場するキャラクターの姿勢とか語られる思想とか、感心したり畏怖したり、なんがしか影響を与える力を持っているなぁと感じます。 キャラ的には豊久が作者の愛情たっぷりで見てて爽快ですが、ノブさんやヨイチもエエ感じです。今既に登場済みのあの人とか、今巻で背中だけ見えたあの人(まー、おそらくあの人)とか、どう絡んでくるのか楽しみ。 ヘルシングは「キリスト者」を題材にして好き放題って感じだったけど、今回は何でもアリの好き放題って感じ。 古今東西、平野氏の好きなものを詰め合わせてオラオラー!って感じがします。 これも10巻までに完結したら、殿堂入り漫画になりそうデスよー。 |
■ジャンゴージャーンゴー。 2013年03月20日(水) |
クエンティン・タランティーノ監督の映画「ジャンゴ-繋がれざる者-」を見てきました。 西部劇モチーフの映画なのに珍しく黒人が主人公という作品。 スチームパンク的な世界だと「ワイルドワイルドウェスト」って作品も以前ありましたが、これはファンタジー色が強い。転じてこの「ジャンゴ」は、フィクションではあるけれどもかの時代の雰囲気とかの再現は非常に気を使っているように思えました。 西部開拓時代の19世紀と、奴隷制度が終焉を迎えた1865年は重なっていて、西部劇モノを撮影する際には当然にこれら奴隷の人々の存在が現れるはずなのに、そういった作品が少なかったことについてタランティーノ監督は違和感を感じていたとのこと。 どちらかといえば、ヒストリカルな映画は性に合わないように思えるタランティーノ監督。端々に遊び心もたくさんちりばめられていて、「厳密な」歴史公証を論じる映画ではないのですけれど、そういうアメリカの歴史とか文化というものを考えるのに、一つ石を投じることになった作品なのではないかと。 ストーリーもよくまとまっているし、キャストの皆さんも生き生きしていて演技も良い。憎たらしきはどこまでも憎たらしく、英雄はどこまでも英雄、ヒロインはヒロインだ。 多分、キル・ビルなんか見て「面白いけどちょっとこの監督アクが強い」、って思う人がいたら、ぜひ見てみてみてほしい。 個人的には前半の「覆面たち」や終盤の「輸送人たち」の会話(というより、駄弁)は映画館で見ると笑っちゃってヤバイ。いえ、会話そのものが面白いんじゃないんですよ。その雰囲気っていうかさ、そのやり取りで彼らの関係性とか素性というのかなそういう「本編に関係ない深み」が感じられて面白いんだよね。 痛いシーンもあったりするので、一応R15指定。苦手な方はご注意を。地上波では放映されないと思います。映画館ってよりはご自宅でも楽しめると思いまふよ。 |
■ワードプレス? 2013年03月23日(土) |
ワードプレスなるものの情報を職場で仕入れてきました。 サーバ貸しもやってるみたいですが、基本は自分のレンタルサーバに設置をするようですね。 データベースとSQLの環境が必要なPHPのプログラムらしい。オープンソースなので日々改良が加えられている様子。 ブログシステムは、更新のしやすさとカスタムのしやすさ、あとはプログラムの重さがネックだと感じているのですが、これはどうかな。 職場でよく縁のあるムーバブルタイプは、アホみたいにカスタムがしにくく、サーバ不可も半端ない。 現在のこのブログは「Nicky!」というCGIプログラムで作成しています。HTML吐き出しとタイトル一覧生成、写真なんかも簡単に搭載できるし、やりようによってはペインタープラグインも使用できる。 7年くらいの長い付き合いでこのプログラムを使用していますが、昨今のブログツールの「カテゴリ管理」のしやすさにはちょっと嫉妬するところです。 このサイトでは、左側の柱にイラストや小物や食べ物などのカテゴリでページを作り、メインはこの日記、という構成で作りこんできていますが、ブログプログラムの部分とその他の部分で更新のハードルが異なるので、日記とそれ以外の更新頻度が激烈に違う。 カテゴリ整理できるブログだったら、他の項目も更新しやすくなるのだろうかと思いながら、日記ばかりを更新し続けてきましたが、ここにきて新しい選択肢をいただきました。 まー、設置するにはもう少し修業が要りますので、いきなり今の形を辞めちゃうって事にはならないと思うけど。やるとしたらまず、日記部分の移行かな。 うーむ。ちょっと手が空いたら、やってみましょうかねぇ。 |