独言覚書
-ブツクサメモ-
■漫画の天才 2018年08月11日(土) |
地元の美術館に、漫画家浦沢直樹さんが来たので講演を見に行ってまいりました。 講演名「歌って歌って描きまくる」。 どゆこっちゃ?と思われる方も居るかもしれませんが、そのまんま、浦沢せんせが歌い、歌い、そして描くんです。 美術館の2階、100人ほどのキャパの場所はほぼ満席。 7分ほど遅れて始まった「トークショー」ならぬ「ライブドローイング」はなかなか興味深いものでした。 何せ、登場早々、ギターの音を合わせ、エフェクターの調子を確認し、ハーモニカを下げて、弾き語り。 はじき出されるオリジナル曲の数々。その合間に手元の紙にフツーのマジック(細いマッキー)でサラサラサラサラ落書きされる様を、OHPが映し出す。 御本人様は「ライブ&ドローイング」と言って、ライブ描画とは明確に使い分けをしておった(笑)。 正味10枚程度、こんな感じで曲の披露と即興絵描きを繰り返し、2時間にわたる講演が終了。 絵や曲の合間に、ご自身の作品に対する気持ちや、どうして漫画家になったのかなど語られていましたが、聞けば小学校に上がる前から漫画形式のものは仕上げており、小学校1年生で描いた漫画の再編集を2年生でやったとか? このあたり片鱗はライブの後に見た企画展の展示でもちゃんと見ることが出来ました。 とにかく、自由で、多彩。漫画だけに秀でてるわけじゃないけど、とにかく漫画の才能が突出している。それでいて「漫画なんて、全部本気にしちゃいけない」とかおっしゃる。 読者の一人としては、大好きだった「マスターキートン」の一つのお話に触れ、「背広が砂漠ではもっとも機能的なって話描いたんですけども。あれも適当に描いていたら後で吉村作治さんに褒められてね」なんて茶目っ気のあるお話をされていて、嬉しかったですよ。 美術館で行われていた企画展示の方は、贅沢で「一部分だけじゃ漫画は作品にならない」ってんでクライマックス全っっっ部展示してんの。アホでしょ。 美術館側は原画をお借りできればパネルや面積が確保できれば問題ないんだろうけど。観覧者としてはめちゃくちゃ得した気分でした。 |
■おっさんを演じさせたら随一 2018年08月17日(金) |
また大好きな声優さんの訃報が飛び込んできてちょっとショックを隠し切れません。 カウボーイビバップのジェットやポケモンのオーキド博士などを演じてた石塚運昇さんが食道がんで亡くなったそうです。 本当、チョイ悪のおっさんを演じたら天下一品の方でした。ジョジョ第3部、4部のジョセフも彼だった。 現在放映中のBANANA FISHで、パパ・ディノを演じていたと思ったんだけどどうなるのかな。収録終わっているのだろうか。 悲しいことではあるけれど、若い声優さんが頑張って引き継いでいくことを願います。ご冥福を静かにお祈りいたします。 |